セル式充填機・キャッパー機の新規導入工事
関東地方の化学薬品メーカー様
製品
強酸性水、強アルカリ性水導入設備の仕様
充填温度 | 常温 |
扱いビン種 | 100ml、 500ml樹脂ボトル |
能力 | 約180本/時間 |
充填機 | ピストン式 |
ノズル | シャットバルブ式 |
キャップトルク管理 | サーボモーター式 |
チャック | 3爪チャック |
ご依頼内容
従業員の安全対策として現状は人手で充填とキャップ締めを行なっていますが、商品の性質上、作業中の事故リスクが考えられるのと、充填量を厳格にしないといけないので時間がかかります。また、キャップの巻締トルクの管理が困難であるので、安全と管理上の問題から充填とキャップ巻締を自動で行いたい。というお客様の要望でした。
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打合せ・調査
お客様の工場へ現地調査へ伺いました。弊社代理店からの問い合わせがあり、はじめは標準機の価格を提示させていただきました。打合せの後に、オプションとしてピストン充填機やノズル部品に材質上の追加が発生しましたので、仕様書を作成してから工事内容の詳細と価格を決定しました。その後、既設のバッファータンクを使用することになり、ピストン充填機との位置関係から、配管の見直しが追加されました。
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課題
精密な充填精度商品の性質上、強酸や強アルカリの為、商品と金属部品が接触すると変色や変質が生じるので、接液部分の金属はNGです。また、ボトル内の容量を厳密に管理する必要があるため、精密な充填精度が求められます。それに、既設のバッファータンクとピストン充填機との距離や配管の取回しの関係で見直しが必要となりました。
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解決方法
柔軟な素材対応お客様のご依頼にお応えするべく、標準機にオプションを付属させることにしました。材質の問題は、接液部の部品は全て樹脂製のものとして、主に耐薬品性に優れたPTFE(フッ素樹脂)を採用しました。また、充填精度を上げるためにピストンの作動にサーボシリンダーを採用して速度の微調整を施し、更にノズルにシャットバルブを採用しました。タンクから充填機までの配管の取回しは充填精度に影響がでるので検討した結果、ケミカルポンプを増設することにしました。
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結果
さらなる品質の向上へ商品が直接触れる部品は全て樹脂製で製作加工することができました。充填精度はお客様からの仕様もあり±0〜+2%以内を目標としましたが、さらに精度を高め±0〜+1%未満を達成することが出来ました。また、キャップの巻締トルクが安定したことなど課題の解決が出来た事で、お客様には大変満足していただく結果となりました。
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