現状はコンベアフレームに足をかけ不安定な足場で作業を行っており安全面、効率面から見て改善が必要でした。架台製作を検討しましたがコンベア同士が隣接し充分なアクセスが得られませんでした。また、架台の置き場所を近隣に確保する事が出来ない環境下にありました。
仕様書を基に現地調査を行い詳細の打合せを致しました。その内容としては、新規製作床面の固定場所と設置時・折り畳み時の取合い部の構造を確認し各項目のスケッチをしました。また、たたき台の設計図面を作成しお客様と打合せを重ね、ご要望を具現化していきました。その後、工場の外から場内への搬入経路の確認もして打合せと調査を終了しました。
製品の設置スペースが限られ制約があり、合わせて手動で稼働させる為、軽量化と耐重量の相反する事柄をクリアする必要がありました。
フレームと蝶番に強度を持たせたステンレスを素材構造とし床面は補強とアルミ材質とする事で相反する事項をクリアすることができました。
仕様書、ご希望通りの折り畳み式床面を導入することが出来、安全対策・作業効率を上げる事が可能となりました。折り畳み時からの稼働も重量を感じさせずスムーズに作業でき、固定穴へ軽く押込む事で安定し強固な作業床面が設営できました。成人男子が床面で飛び跳ねてもびくともせず、折り畳み時、コンベア通過ケースとの接触も問題なく設置することが出来ました。結果、お客様にも好評で喜んでいただけました。さらに、この実績を高く評価していただいた事で後に別部署へも紹介を受け次案件に着手する事ができました。
把手を前に引くと蝶番により蓋が閉じる。
通常時。ラインが流れている時等はこの状態になっている。
メンテナンスを行う際は、この様に蓋をする事で安全に作業ができる。
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