充填時のトラブル改善に尽力頂いた機械設備メーカー当社は千葉県に本社を置く化粧品の下請け工場です。 これまで化粧水や乳液、美容液などを中心に取り扱っていましたが、昨年からシャンプーとリンスの充填ラインを設けています。売り上げが伸びている商品であることから生産量を増やしたいとの意向で当方にラインを設けることになったのです。 そのために新しく機械設備を導入して生産を始めましたが、シャンプー充填時における泡の発生への対策に四苦八苦していました。 充填容器から泡が吹きこぼれるため液量が安定せず、容器の外側やラインに重点液が付着して生産環境をクリーンに保てません。 シャンプー内の界面活性剤による影響だと思われますがどのように改善し、安定した充填を行えるか、機械メーカーへ相談しました。 泡を消す方法には色々な手段があるそうですが、エネルギーコストの上昇や、ランニングコストの発生は避けたい。 かつ、生産性が落ちない方法を希望したところ、充填機のノズルを交換して液面との距離を近づけ、泡立ちを制御する解決法を提案頂きました。 それにより泡立ちがなくなり、安定した生産が出来ています。 |
充填機の導入や不具合のご相談は当社にお任せください液体充填時に泡が発生する理由は、成分です。 今回のケースでは、シャンプーに含まれる界面活性剤が泡立ちの原因となっており、充填時にポンプを使用することで圧力が変動し、充填中に溶けていた液体が気泡する現象と見られました。 充填時の泡を制御するにはさまざまな方法がありますが、お客様が希望されたのは、電気代が増えるなどのエネルギーコストの上昇がなく、消耗材を添加するなどのランニングコストが発生しない方法、かつ、生産性が低下しない方法です。 生産効率を重視する上で当然のことであり、これらのご要望から検討した上で提案したのが充填機のノズル変更です。 充填ノズルをロングタイプに変更することで液面との距離を接近させると、泡立ちが制御できて吹きこぼれが発生しません。この方法でトラブルが改善し、生産ラインが安定したとご満足頂けました。 充填機の能力や精度の向上に悩みがある工場オーナー様は、当機械設備メーカーへご相談下さい。 |